gomabooの日記

シニアの皆さん!中年力磨いてますか?

ゆで蛙になりたくない

ゆで蛙の理論はよくたとえ話に使われます。蛙を熱湯の中に入れると驚いて飛び出しますが、水に入れて徐々に熱すると、カエルはその温度変化に慣れて、そのうちにゆであがって死んでしまうという話です。ゆっくりと進行する危機や環境変化に対応することの難しさ必要性をいう時に使います。

ただ人間は危険な状態であっても、ちょっとした変化なら、それを日常の事(正常な範囲)として脳が処理して、そのお陰で平時は心の安定を保って日常を過ごすことができるそうです。(正常性バイアス)でもこれは逆に言えば緩やかな変化に対して反応が鈍くなるということで、ゆで蛙の理論になる訳です。

変化には鈍くなるけど「正常性バイアス」は人間に必要な機能ということです。でも気をつけなければならないのは「非常時に働く正常性バイアス」です。異常を正常の範囲と捉えて錯誤している可能性があり、事故や大きなミスになります。

こうしてみるとこの正常性バイアスは諸刃の剣です。危機や変化に敏感な人はこのバイアスが十分機能している人ですが、反面日々の些細な事が心配になり落ち着かずにストレスがたまります。機能しにくい人は毎日の生活はストレスなくてハッピーですがいつのまにかゆで蛙になっていると言うわけです。

でもよく考えたら組織の中でバイアスが機能しない人(鈍感な人)って、結局周りを巻き込んで、ゆで蛙になるのって周りの人って事多くないですか?ストレスためて頑張っているのにストレスのない人せいでゆで蛙になるなんてゴメンです。かくなる上は明日から鈍感でのろまな亀を目指しませんか?