gomabooの日記

シニアの皆さん!中年力磨いてますか?

診察券のない病院

近くに古くから開業している個人の病院があります。建物も先生もスタッフも更に患者も年取っていて、レトロ感たっぷりの昭和の病院です。

ここの凄いところは、病院スタッフにあり、スタッフの人が来院する患者さんの名前と病歴をほとんど覚えている所です。診察券をもって来ない人も多く、窓口で患者さんが「こんにちは」と挨拶すれば、自分がどこの誰かとか何しに来たのかとかを言わなくても、スタッフからは「○○さん!今日は注射だけ?」みたいな感じで反応があります。さすがに全ての患者とは言えませんが、それでもかなりの割合。

 

近頃の病院は受付で診察券、保険証、アンケート、問診とか受付でいくつかの関門を通過する必要があります。でもここは常連さんは挨拶するだけ。

この病院の受付の敷居の低さは、その辺の新しくできた開業医には絶対真似できない強みで、一種の「アナログの参入障壁」と言えます。

 

世の中はデジタルで高効率を目指し熾烈な競争をしている一方で、人間力を使ったアナログの「参入障壁」は国民の民度が高い日本ならではの強みではないでしょうか?

私のいる工場も人間力が、「強くて安全安心」の工場を支えています。デジタルのように決してコピーできないアナログな個々の能力は、アジアの大国が大資本を投入してもすぐには追いつけない大きなアドバンテージだと思います。デジタル競争に巻き込まれずにもっと日本人の強みを生かすためにこれからの我々の目指すべき所は「安い・早い・大量」ではなく「品質」「安心」「ホスピタリティ」ではないかと改めて思いました。

  

 

猫でも知っている数学

高校の時の数学の授業の時に「定理」と「公理」の話がありました。

「公理は証明しなくても誰でもわかる明かな事柄で、定理は公理を使って論理的に証明しないと明かとは言えない事柄」のような内容でした。

 

その時の授業で先生が例えたのが、猫でも知っているのが「公理」という話。

①野良猫が食卓の上にある今日の晩ご飯の魚をくわえているのにばったり遭遇

②「こらぁ〜」と大声を上げる

サザエさんの猫よろしく、猫はびっくりして出口に向かってまっすぐ逃げる

④猫は出口まで最短距離は直線である事を知っていてわざわざ曲線とか大回りはしない

→「2点間の最短距離は直線である」は猫でも知っているので公理である

 

公理は当たり前すぎて、証明しようと思っても証明できません。我々の日常でも人に何かを説明したり、何かを伝えるのもある種の証明だと思います。自分や他人が当たり前と思っている事実を論理的に積み上げて、自分の言いたい新しい主張を相手に理解してもらう作業をやっています。

 

でも人によって当たり前と思っている「公理」のレベルが違うので、中々相手に伝わない事が少なくありません。私も人に伝えるときは自分の知っていることを前提に話してしまう事が多くて、上手く伝わってないなともどかしく思うことがあります。

 

自分が当たり前と思っていることは実は「公理」ではなくて証明が必要な「定理」の事が多くないでしょうか?相手が腑に落ちていない事を前提に話しても相手は納得できないだろうと思います。伝えるためには相手が当たり前と思っているレベルを確認し、それに応じた言葉を選ばなければならないのではないでしょうか。

 

更に多くの情報があふれる現代では、証明されているかどうか分からない情報が事実として氾濫していると感じる事があります。

 

世の中にある「うまい話」って証明されていない定理みたいなものじゃないですか?自分の知識の範囲で理解できなかったら、信じない方が賢明です。それはひょっとして誰も証明できない偽の情報かもしれません。

昨今の我々は情報が多すぎて、ネット情報を始め証明できなくても信用する変な習慣が身についてしまったような気がします。自分の頭で考えて理解する習慣をもう一度見直す必要がないでしょうか。

 

格好よくプチハイテクWalking

皆さんは健康増進、運動不足解消のために何をされていますか?私は場合、若い頃には昼休みに毎日欠かさずジョギングしていましたが、その後ちょっとブランクがあって、最近ダイエットも兼ねて昼休みのウォーキング始めました。

 

また若い頃のようにジョギングといきたいところですが、体重も増えて膝への負担も大きいし、第一走ること自体がきつくて継続できないような気がしてウォーキングにしています。

 

昔は結構本格的にジョギングをしていたので、最初はウォーキングなんて運動負荷も低くで物足りないとか、これがダイエット等に有効なのとちょっと馬鹿にしていました。

でもシニアに取って無理なく始められるし、運動負荷も調節できるし、速歩であるけば結構高負荷の運動にもできることが分かってきました。

 

結構運動量あるじゃん

歩く速度で運動負荷が以下の通り大きく変わります。

体重50kgの人が1時間歩いたとして

 

ゆっくり(3km/h)                  75kcal

普通(4km/h)                          100kcal

速歩(6km/h)                          200kcal

競歩並み(8km/h)                   360kcal

 

ちなみにジョギングした場合は6km/hで300kcal、8km/hで400kcalの消費ですから速歩が意外とカロリー消費になっていると思いませんか?でもさすがに8km/hは普通の人には無理と思います。私がどんなに頑張っても最大瞬間で7km/h程度です。普通は6km/hがいいとこです。

これだけではそこそこの運動ですが、更なるダイエットのために他のおもしろい方法を併用してダイエットしています。それは別の機会にでも書きたいと思います。

 

格好つけたい

どんな格好でウォーキングしていますか?私の会社の人はほとんどが作業着のままでお昼休みに歩いています。でも私はちょっとだけ格好つけています。若い人がジョギングしているような格好に上から下までわざわざ着替えて決めています。

ちょっと目立って、体型とか服装を人に見られるのが自分なりのモチベーションアップで継続できる秘訣になっているのかなと思っています。ただ若い人には「痛い」と思われているかもしれませんね。

 

ハイテクも使ってみたい

私は工場勤務で毎日作業服に着替えるので、従来の万歩計だと着替える度にその付け替えが面倒です。その点スマートウォッチがあれば便利です。

スマートウォッチは、着替える度にわざわざ万歩計を付け替えしなくても、手首に一日中つけておけば歩数を計ってくれます。しかもスマートホンやパソコンと連動していて自動的に時間別の歩数や他の情報を記録してくれます。

但し、このスマートウォッチは常に身につけておかなければならず、今までもっていた腕時計をまったく使わなくなるそうなので二の足を踏んでいました。これまで愛用していた腕時計の出番がなくなるはちょっと困ります。

で、考えたのがノキアの万歩計の一種で「Nokia 活動量計 Go」。リストバンドとクリップ付属の万歩計でスマホやパソコンと連動します。更に睡眠時間も計測してくれます。

 

どこにこれを装着するかですが、最初はリストバンドを着けて腕時計をつけている腕と反対の腕に巻いていましたが、両腕に時計をつけているみたいで格好悪いし「何それっ?」ってよく聞かれて面倒だし結局やめました。

そこで次に考えたのが、クリップを装着して、よくスポーツ選手が首に巻いているネックレス(ファイテン ネックレス)に取り付けて首からぶら下げる方法。

これなら襟元から見えても何だかスポーツ選手みたいでおしゃれだし、常に体に取り付けられているし、愛用の腕時計はそのまま使えるしで、我ながらグッドアイデア

満足してます。

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まとめ

  1.  速歩で歩けばそれなりに運動になる
  2. 格好を決めてモチベーションアップ
  3. Nokia Goをひと工夫、愛用の腕時計を使ったままでスマホ連動実現

 

以上、プチハイテクウォーキングで「中年力」アップ?

 

 

 

 

最適な老眼鏡(シニアグラス)を探せ

40歳代中頃から近いところが見えにくくなって、老眼の仲間入りをしました。あれから年々少しずつ老眼が進んで今50歳台半ばで老眼鏡の度数は1.5〜2.0まで進んでいます。

若い頃は視力は良くてずっと1.5、時には2.0になることもあり、現在でも視力検査すれば1.2〜1.5です。でも近くは全然ダメ。0.1より悪い。

 でもって老眼鏡を使い始めたのですが、最初は町の眼鏡屋さんにある1500円位の度数1.0のオーソドックスなやつ。でも老眼鏡ならではの色々不便な所があるんですよね

老眼鏡あるある

  1. 使いたいときにどこに置いたか忘れる
  2. 必要な時にカバンから出すのが手間
  3. 老眼鏡で車の運転ができないので、ナビが見えにくい
  4. 工場内のように安全眼鏡が必要な所では老眼鏡を代用できない

最後の4.は工場勤務の人だけの特別なケースですが、工場内に度なしの安全眼鏡で出向くと、確実に現場で字を読むことができません。(眼鏡を一旦外して老眼鏡をかけ直すという不安全行為が必要です)

 

どんな老眼鏡を試したか

チェーン

問題1と2が解決。付け外しは少々手間ですが問題3も解決しそうです。一番安上がり。でも眼鏡のツルに純正でない紐をつけることになるので、一体感がないというか、外して置いておく時に紐が眼鏡にまとわりついて絡まったりして、使おうかなと思った時に一手間かかりちょっとイラッとする。

 

サングラスチェーン メガネチェーン めがねチェーン 眼鏡  メガネストラップ  眼鏡ストラップ メガネホルダー メガネ小物  男女兼用 おしゃれ ブラック

クリックリーダー

これもチェーンと同じく問題の1〜3がほぼ解決。首に掛けるところも一体感があり、装脱着が簡単で、見た目のすっきりとおしゃれ感あり。火野正平がテレビでつけているのを見た人も多いと思います。敢えて難を言えばコンパクトに折りたためないので外した時カバンなどの入れて携行できません。家で使うにはこれでいいのですが、仕事で工場内に入る時に安全上首にぶら下げることが禁止されているので使えません。

あと特徴を挙げるとしたら装脱着時はマグネット部分の接合離合に両手が必要です。

 

クリックユーロ 4色 首から下げる老眼鏡 クリックリーダー 火野正平さん着用(マットブラック,+1.50)

ネックリーダーズ

これはクリックリーダーの携行性を改善したものと私は思っています。折り畳んでカバンにいれて、移動先で首に掛けられる老眼鏡として使えます。片手で装脱着可能です。ただクリックリーダーよりは首に掛けた時の安定感がやや乏しく、落ちそうで落ちないという不安な気持ちになる人もいると思います。

 

ネックリーダーズ neck readers PC対応新感覚リーディンググラス(ブラウングラデーション) (度数:+1.50)

 

遠近両用眼鏡

小さい頃から目がよかったので眼鏡を作るという発想はなかったのですが、工場内で安全眼鏡と老眼鏡の両方を満たすにはこれしかないと思い導入して見ました。但し私は遠くは見えるのでレンズの上側の「遠」は度なしで、下側の「近」のみ度を入れています。この場合の欠点はまず遠近両用眼鏡自体が高価なこと、眼鏡を作ったことのない私にとって眼鏡がこんなに高い物とは知りませんでした。後は老眼鏡に比べて老眼鏡の機能自体はやや劣るということです。やはり老眼鏡の方が近くは見やすい。

 

はずきルーペ

老眼鏡で目の焦点は合っても、文字が小さい場合読むのがつらくなります。そんな時、このはずきルーペが文字を大きくして読むのを楽にしてくれます。倍率は1.32倍、1.6倍、1.85倍とありますが、倍率が大きければいいという訳でもなく、見るもののまでの距離にあったものを選ぶ必要があります。

私は眼鏡屋さんで色々検討して、1.6倍(焦点距離30〜40cm)にしました。老眼鏡と併用するともう少し焦点距離が短くなりますので、必要に応じて老眼鏡との併用を使い分けたらいいと思います。眼鏡屋さんの話では1.85倍は釣りとか細かい作業をする人向けとのことです。1.85倍だと私はかなり近づけて見ないと焦点が合いませんでした。

 

Hazuki 眼鏡式ルーペ 黒 クリアルーペ 1.6倍 普通サイズレンズ ハズキルーペ コンパクト

 

大鏡付きライト

老眼が進んでくると、老眼鏡だけでは不十分な時があります。例えば機器のシリアル番号の様な極小文字を見たり、指先を使うような細かい作業をしたりするときは老眼鏡だけでは困難な時が多いです。こんな時に拡大鏡(ルーペ)が活躍するのですが、一緒に照明も工夫して明るくするとよく見えます。

私のお気に入りはオーム電機L-ZOOM ルーペ付き LEDスタンドライトです。これはLEDの卓上スタンドですが、1.8倍と4倍の拡大鏡がついていて上の蓋をあけると照明で光を当てながら、上からルーペ越しに対象物を見ることができます。両手が使えるので作業をするのに便利です。

L-ZOOM LEDスタンド8093   ODS-L8093-W

 

まとめ 

 家での常用はクリックリーダーになりました。何しろ老眼鏡の機能は十分でよく見えるし、首に掛けた時、落ちないという安心感があります。

会社では遠近両用眼鏡とネックリーダーズの併用です。工場内では遠近両用を掛けて、より老眼鏡の機能を発揮して欲しい事務所内ではネックリーダーズ。ネックリーダースは移動先の事務所までカバンに入れてその事務所でも首から掛けられて便利です。 本を読むときははずきルーペがあれば楽です。本を読もうという気になります。

 家での細かい作業ではルーペ付きLEDスタンドが活躍します。

 

ここまで色々試行錯誤しましたが、なんとか老眼に負けずに日々暮らしていける体制が整いました。お金も掛かっています。若い頃は当たり前のようにできていた「見る」という能力がこんなにコストと労力を掛けないと手に入れる事ができない事実に愕然とします。

しかし考え方を変えれば、逆に現代は技術の力で若い頃の能力を維持できるようになっているとでも言えませんか?昔の人は衰える一方で大変だったんだろうなと思います。

 

以上老眼に負けずに「中年力」アップ

 

 

黒電話でスマホと闘う

今勤務している工場は1970年代に建設されもう40年以上経っています。この40年で世の中の技術が各段に進歩している中で、今でも現役で立派に生産をしています。

 

一方で我々シニアが見てきたこの40年位の世の中の技術進歩はすごいですね。
例えば電話ですが、1970年代の電話はダイヤル式の黒電話。これしかありませんでした。

 

1970年の大阪万国博覧会で未来の電話としてコードレス電話が紹介され展示されていましたが、今やそのコードレス電話なんかとっくに過去の技術になり、携帯電話を越えて今やスマホになっています。

 

そんな中で我々の工場は黒電話の頃の技術でスマホと闘っていると言っても過言ではないと思います。(過言かもしれませんが)

 

過去から引き継がれてきた技術を、最新技術に負けないようにしてきた技術者の努力もさることながら、設備の保全を支える協力会社の技術の賜物と思っています。

 

古い設備ですが毎日のメンテナンスで黒電話の輝きは失わずにいつもピカピカ。
支えて下さる協力会社の皆様に感謝です。

 

電子メールで命令がきた

皆さん電子メール使ってますよね。最初は便利なツールだと思っていました。

 

でも最近メールちょっと多すぎませんか?多すぎるだけでなく「オイオイ」と思えるメールが結構ありますよね。シニア(というか私が)が感じる「こんなメールは嫌だ」まとめてみました

  1. 一行メール系 
  2. 一方通行メール系
  3. スパムメール
  4. 意味不明系
  5. 命令系メール

 

①一行メール系
席が近くの人に出すメール。

近く人に出さなければならない場合もありますが、
「○○のデータ教えて下さい」→「ありがとうございます」とか返事まで一行メール。しかも顔が見える位置にいるのに。
コミュニケーションの上でも電話や一言声かけで済むんじゃないのと突っ込みたいです。

 

②一方通行メール系
「明日休みます」とか「会社辞めます」系。

でもそれって相手の返事を聞かずに一方的に自分の都合を連絡しているだけで、それで本当に休んでいいのと言いたくなります。

 

スパムメール
やたらとCCやTOの宛先が多いメール。同じ職場とか上司・部下という理由だけでやたらと沢山の人にメールを発信するタイプ。誰に出しているのはっきりしない上、簡単な内容のメールならまだしも長文なんかうんざりです。引用の引用で、転送者が「転送します」って一言しか書いて無くて、全部読まないと背景がわからなくて、全部読んで自分に関係ないことが分かったら、もう発信者が大嫌いになります。

 

④意味不明系
メールを読んでも何を言いたいのか、何を依頼しているかのさっぱりわからなくて、結局直接会って話を聞かないと意味がわからないタイプ。
なんだか時間を無駄にしたみたいで「もう少し文章を推敲してからメール発信してよ」と嫌味を言いたくなります。(言ってます)

 

⑤命令系メール
「締切○○までに〜をお願いします」という「お願いという名の命令メール」。
普通お願いって「何々お願いできますか」→「わかりました」→「では期限は○○で可能ですか」→「できると思います」→「では締切○○で〜をお願いします」という流れじゃないですか?

最初のやり取り省略したらもはやそれは命令でしょ!断わる余地ないじゃん。
毎日こんな感じで上司だけでなく色んな人からお願いという名の命令がきます。
一体誰の意志で仕事してるんだろう。組織もなにもあったもんじゃない。

 

これってITリテラシーの低い中年のぼやきですか?

みんなこれでいいのかなぁ

 

車のウィンカー出してますか?

車の運転で岡山県は「ウィンカーを出さない率」が全国一という不名誉な記録らしいです。

 

他の県の人からは「岡山で売られている車にはウィンカーがオプション」だとか「岡山県人はケチだからウィンカーがちびる」とかいろいろ冗談交じりに言われるようですが・・・

 

岡山県人も自動車学校で最初に学んだときには、ちゃんとウィンカーというルールを学んでいたはずです。

 

ただ免許を取っていざ路上に出てみると、まわりの先輩ドライバーでウィンカーを出していない人の割合が高いのを見て、ウィンカーを出すのは初心者がする恥ずかしい行為と思い、運転の上達と共にいつしか守らなくてもいいルールとなったという一説があるそうです。

 

似たような事、他にもありませんか?ルールはあるけど「みんなが守ってないから」とか「そんなの未熟な初心者が守れば良い」とかの理由で守られないルール。

 

私の勤務する工場内でもいろんなルールがあります。安全上の理由でどんな小さなルールも例外はなく守らなければなりません。ただ中にはウィンカーと同じ理由で守らない人います。

 

守るか守らないかを自分で決めるなんてルールは、ルールじゃないですよね。工場内だけでなく実社会の中でもいろんな約束事ありますが、同じ理由で守られないルールありませんか?

 

まわりの人が守ってなかったら新たにルールを学んだ人が守るわけがないよなあと思いつつ、我々中年は社会のいろんなウィンカー出し続けて模範にならなければと改めて思った次第です。